
少し肌寒くなってきた秋の日の夜、友達と星を観に行った。
街はずれの高台にある空き地は月と星の淡い光にうっすらと照らされ、まるで巨大な生き物の肌のように胎動していた。時折ざざ、と草木が風に揺らされ音を鳴らす。
星は綺麗だったけど僕は無性に恐ろしくなって友達の手をぎゅっと握っていた。
眼下に広がる街並みは死んだように静かだった。

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少し肌寒くなってきた秋の日の夜、友達と星を観に行った。
街はずれの高台にある空き地は月と星の淡い光にうっすらと照らされ、まるで巨大な生き物の肌のように胎動していた。時折ざざ、と草木が風に揺らされ音を鳴らす。
星は綺麗だったけど僕は無性に恐ろしくなって友達の手をぎゅっと握っていた。
眼下に広がる街並みは死んだように静かだった。